こんにちは、ヤッシーです!
今回は、ちょっと毛色が変わって、アシナガバチ、スズメバチの巣の駆除について書きます。
なんで、突然、蜂なの?
と思うかもしれませんが、実はヤッシーは大学の農学部でアシナガバチを研究していたんですよ!

アシナガバチの研究で修士論文まで書いています。(エヘン)
これからの季節、蜂が出てきて対応に困る人も出てくると思うので、参考になればと思い書いてみました。
興味のある方は読んでみてください。
大切なのは、早期発見、早期対応です。
ハチの写真なども入れるので、不快に感じる方はご遠慮ください。
駆除方法のみを知りたい方はこちらへスキップ→蜂の巣の駆除
ハチの種類
ハチの種類は数多くありますが、人を刺して害を与えるハチは大きく2つのグループに分かれます。
①スズメバチ、アシナガバチ仲間
狩バチのグループで、肉食です。
スズメバチ…大型のハチで体長は3〜5cm近くあります。オオスズメバチ、ヒメスズメバチ、キイロスズメバチ、コガタスズメバチなどの種類が生息しています。

アシナガバチ…スズメバチに比べると後ろ足が長く、全体的に細いシルエットをしています。セグロアシナガバチ、フタモンアシナガバチ、キアシナガバチ、コアシナガバチなどがいます。

②ミツバチ、マルハナバチの仲間
花バチのグループで、花の蜜や花粉を集めます。
ミツバチ…体長1.5cm前後で、丸い体型をしています。毛が生えており、花に寄ってきます。ニホンミツバチとセイヨウミツバチがいて、ニホンミツバチは全体的に黒っぽい色をしています。

マルハナバチ…ミツバチより一回り大きいく、体型も丸くなっています。

危険なハチは?
ハチの危険度は
①スズメバチ>②アシナガバチ>③ミツバチ>④マルハナバチになります。
④のマルハナバチはネズミの廃巣などの地中に巣を作り、人々の生活に害を及ぼすことが少ないです。
③のミツバチも比較的おとなしいのですが、誤って巣に近づいたり、掴んだりすると刺されることがあります。
②アシナガバチは人家の軒先や塀に巣を作ることが多く、それにより人に害を及ぼすことがあります。
①スズメバチは攻撃性も高く、噛み付いたり何度も毒針で刺してきます。状況によっては、呼吸困難や死に至ることもあるため、大変危険です。
アナフィラキシーショック
ハチの毒によって、アレルギー反応を起こし、血圧の低下、じんましん、呼吸困難や意識低下を引き起こす可能性があります。

アナフィラキシーショックは、ハチの毒だけでなく、薬や食べ物でも起こります。ご注意ください!
巣の特徴
比較的危険度の高い、アシナガバチとスズメバチの巣の特徴
アシナガバチの巣:外皮に覆われてなく、蓮の実型の巣を作ります。

スズメバチの巣:マーブル模様の外皮に覆われた巣を作ります。

蜂の巣の駆除
巣の駆除に関しては、各市町村で対応してくれる場合があるので、必ず確認をしてください!
また、巣の駆除は蜂の巣の成長のタイミングで難易度が変わります。
単独営巣期

春先、新女王バチが単独で巣作りをする時期を単独営巣期といいます。
この時期は働きバチがいないため、比較的駆除が容易です。
新女王バチに、殺虫剤を吹きかけ殺し、巣をビニル袋に入れて廃棄すれば終了です。
(巣をそのままにしておくと、働きバチが羽化する可能性があるので、必ず廃棄してください。)
共同営巣期

働きバチが生まれ、複数で巣を守る時期を共同営巣期といいます。
この時期になると、巣の危険度が上がるため、注意が必要です。
また、巣の個体数が最大になる秋口は最も危険度が高く、ハチによる事故が最も多いのも秋口になります。
なので、春先のうちに巣を見つけたら、できるだけ速やかに駆除をするようにしましょう。
夏以降のスズメバチは特に危険なので、市町村役場や業者に相談するようにしましょう。
注意点
巣を駆除する時の注意点
・白い服を着る。できれば防護服を着る(黒い服は攻撃されやすいです)
・顔を保護するためのネット付きの帽子をかぶる(目や口などを守るため)
・夕暮れ時に駆除する(ハチは日中に活動するので)
・噴出力の高い殺虫剤を使う(遠方から噴出する)
・外に出ていたハチが帰ってくる可能性もあるので、しばらくは巣に近づかない。戻ってきたら、再び殺虫剤を吹きかける
・小1時間空けておき、巣に戻ってきているハチがいなくなったら、巣をビニル袋で回収し、廃棄する。
注意!)スズメバチが共同営巣期に入ったら、素人の巣の駆除は危険です。専門の業者に依頼した方が良いです。

絶対に無理はしないこと!
最後に
蜂の巣の駆除は、早期発見、早期解決が良いです。
ほっとけば、ほっとくほど、巣が成長するので、危険度が高くなります。
また、1度刺されたことのある人はアナフィキラシーショックの危険もあるので、
心配な方は、業者に頼むようにしましょう。
おわり


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